種類 | キバチ類 | ハキリバチ科 | クマバチ |
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種名 | ヒラアシキバチ | オオハキリバチ | クマバチ |
種類 | ニトベキバチ・ヒラアシキバチ・オナガキバチ・ヒゲジロキバチ・ニホンキバチ | オオハキリバチ・バラハキリバチ・ヤマトハキリバチ・スミスハキリバチ・ヒメハキリバチ・ツツハキリバチ | クマバチ(キムネクマバチ) |
食害材 | トドマツ、モミ、ウラジロモミ、カラマツ、アカマツ、クロマツ、スギ、ヒノキ、サワラ | タケや穴の開いた建材、カバーなどの隙間 | 木造家屋の垂木など |
形態特徴 | 一般的なハチのようなくびれがなく、腹端に長い産卵管があります。成虫の体長は種により異なりますが2.5~4.0cm程のハチです。 | 成虫の体長は20~25mmで全身が黒く胸の後部と腹部の胸側に黄色の毛を密生し数本の横線があるように見えます。 | 成虫の体長は2cm程で全身が黒く胸の毛が黄色くずんぐりした体型をしています。 |
生態 | キバチ類は針葉樹や広葉樹を加害する材食性のハチです。日本では18種が知られています。キバチ類は虫害や病原菌に冒された生木や腐朽木等に長い産卵管で穴を開けて産卵し、その際に木を変色させる共生菌も注入感染させるため問題となっています。 | ハキリバチは花粉を集めます。大きな顎は幼虫の巣房を作るために葉を丸く切るのでハキリバチの名がついています。幼虫の巣房を作るために建物の隙間や穴に何度も出入りします。最近では石膏ボードの穿孔被害の報告があります。 | 古い木造家屋の垂木等に穿孔し細長い巣穴をつくります。おとなしいハチでつかんだりしなければ刺しません。刺すのは雌のみで、雄には毒針がなく刺しません。単独行動のハチで成虫態で越冬します。 |
幼虫期 | 数ヶ月~数年 | 数ヶ月 | 数ヶ月 |
成虫の出現時期 | 6~11月 | 6~10月 | 5~9月 |
産卵場所 | 雌成虫は長い産卵管を樹木にさして卵と共に木材腐朽菌を植え付けます。食害箇所は変色します。 | ハキリバチは建材にあいた穴や隙間に葉と花粉団子で巣房を作り重ねていきます。 | 巣穴の中に花粉団子を入れ卵を一個ずつ産卵し巣室をつくっていきます。 |
加害箇所の特徴 | 産卵時に植え付けられた腐朽菌により木材が変色します。成虫の脱出口は5~8mmですが、幼虫の穿孔加害箇所は糞の排出口などが無いためわかりません。 | 基本的に建材は加害しません。細長い穴や隙間を利用します。 | 古い木造家屋の垂木等に穿孔し細長い巣穴をつくります。 |
虫孔の大きさ | 4.5~5.0mm | 13.0~15.0mm | |
木材の加害対象 | 生木 | 製品 | 製品 |
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