最近の刺咬被害の原因種はほとんどがネコノミで、7月~8月中旬頃に発生が集中しています。
屋内では動物の巣やペットの寝床、大発生すると室内のチリの中にも見られるようになります。
幼虫は寄主の巣内のゴミの中などに含まれている有機物を食べて発育します。成虫のみが雌雄ともに吸血し、ネコに限らず人間や他の動物の体に取り付きます。生息している場所では周年活動します。
成虫の寿命はおよそ2~3カ月、この間吸血源に恵まれると1日に10卵以上、生涯に約400卵を産みます。卵は直径0.5~1mm、短楕円形で淡黄色、真珠様の光沢があります。膠着性はなく、産み落とされた卵は寄主の巣内に落下します。幼虫は淡い黄色で、3齢で成熟して体長4mm余りになり、まゆを作って蛹化します。気温が高い夏季では、卵期、幼虫期、蛹期を各1週間程度で過ごし、1ヶ月内外で羽化します。一方、低温条件では1年以上を要することもあります。成虫の寿命は2~4ヶ月ですが、条件によってはかなり延びることもあります。また、飢餓状態にも1ヶ月以上耐えることができます。
駆除難易度 | 難しい | ||
防除方法 |
お問い合わせ、ご相談は、お気軽に当協会事務局へ
03-3254-0014
03-3254-0014