ノミの種類

  ネコノミ
ネコノミ成虫
イヌノミ
ネコノミ成虫(アルカリ処理)
  ネコノミ イヌノミ ケオプスネズミノミ
体色・特徴 全体的に赤褐色で、他種のノミより頭部がやや長く、前縁から頭頂部にかけてはゆるやかな丸みがあります。 頬棘櫛あり。
頭部前縁の丸みが顕著な点で異なります。
頭部や目が丸く、額や胸部に棘櫛なし。
体長 雌2.0~3.5mm、オス1.0~2.5mm(雄が小さいことは「ノミの夫婦」の由来でもある) 雌3.0~4.0mm
雄2.0~3.0mm
1.5~2.0mm
発生時期 7月~8月中旬頃
営巣場所・餌 幼虫は寄主の巣内のゴミの中などに含まれている有機物を食べて発育します。
成虫は雌雄ともに吸血し、ネコに限らずヒトや他のイヌ、タヌキ、ハクビシン、アライグマなどの体にも取り付きます。
幼虫は寄主の巣内のゴミの中などに含まれている有機物を食べて発育します。成虫はイヌのほか多くの哺乳類、時には人を吸血します。 クマネズミやドブネズミのほか、ヒトをはじめ数十種の哺乳類から吸血します。
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ノミ類の生活環

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ペスト

腸内細菌科に属するグラム陰性桿菌であるペスト菌 Yersinia pestis の感染によって起こる全身性疾患です。リンパ節炎、敗血症等を起こし、重症例では高熱、意識障害などを伴う急性細菌性感染症であり、死に至ることも多くあります。
臨床的所見により以下の3種に分けられます。ヒトペストの80~90%を占める腺ペストの潜伏期は2~7日、感染部のリンパ節が痛みとともに腫れます。菌は血流を介して全身のリンパ節、肝や脾でも繁殖し、多くは1週間くらいで死亡します。約10%を占める敗血症ペストは、時に局所症状がないまま敗血症症状が先行し、皮膚のあちこちに出血斑が生じて全身が黒色となり死亡します(黒死病といわれています)。肺ペストではペスト菌による気管支炎や肺炎を起こし、強烈な頭痛、嘔吐、39~41℃の弛張熱、急激な呼吸困難、鮮紅色の泡立った血痰を伴う重篤な肺炎像を示し、2~3日で死亡します。
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