野良ネコによる被害と対策

① 庭に糞・尿をされ臭い場合

ネコは安全で快適で容易に餌が得られる場所に好んで寄り付き、特に柔らかい土、砂場を好んで排便・排尿します。公園の砂場や庭の花壇に糞があるのはこのためです。ネコ尿は縄張りの誇示のためマーキングにする場合が多く、特有の成分で強い臭気を伴います。ネコが好んで排泄する場所には嫌がる臭いのするものや器物等を置いて寄り付きにくくする「忌避処理」が有効です。忌避処理には環境的・物理的な方法・化学的方法・機械的方法があります。

《環境的な方法》
散水する 十分散水すると濡れている間は排泄場所として好みません。
尖ったものを置く ヒイラギ、枯れ枝。猫除けシート等を配置します。
べたべたするものを置く 粘着テープの粘着面を上にして貼って置きます。
光るものを置く 数本の大きなペットボトルに水を入れて配置します。
音のするものを置く アルミホイルや防犯砂利等で歩くと音がするといやがります。
物を置いて通りにくくする 松ぼっくり、大きな石、ネット、テグス等で歩きにくくする。
花壇に嫌う臭いの植物を植える ペパーミント等のハーブ、ドクダミ等を植えます。

《化学的な方法》
臭いによる処置 木酢液、酢を薄めて散布するか、布やスポンジに浸して拭く。
ミカンの皮を置く。ハッカの臭いのするものを置く。
刺激物質による処置 タマネギ、ニンニクを刻んで撒く。
唐辛子、コショウ、カレー粉、コーヒーかすを撒く。
物理的な方法としては、水をかける、センサーで侵入を感知して音や高周波音を発生させる等の商品やホームセンターでは「忌避剤」として様々な形態・成分のものが販売されています。いずれも決定的な効果はありません。雨や太陽光線により劣化しますので定期的な交換が必要です。どの方法が有効かいくつかを試みることが必要です。

 

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