防除方法

①殺虫剤による防除 ②宿主昆虫の防除
イエダニ等、殺虫剤による殺ダニが有効なダニ類については、市販のダニ用エアゾール剤(ピレスロイド系等)によって防除が可能です。

ダニ類が肉眼で確認できる場合は、徘徊する個体に対して直接噴霧し、よく徘徊が見られる箇所にあらかじめ噴霧しておく、残留噴霧処理も有効です。
シラミダニは昆虫に寄生することで繁殖します。このため、寄生が見られる昆虫(宿主)を駆除、または除去することが必要となります。

市販のエアゾール剤等の殺虫剤による宿主の駆除を行い、宿主の発生源が判明した場合は、電気掃除機等を使用した除去清掃が有効です。
③ダニ類防除のための清掃 ④畳、カーペット、寝具類の熱乾燥
室内塵性のダニ類等の繁殖を抑えるために、電気掃除機を使用して、その餌となるフケ等の有機物や虫体そのものを吸引することが、有効です。

室内床面の電気掃除機による吸引除去清掃は、一週間に一度、1㎡当たり20秒程度かけることを目安として行うことをお勧めします。

この清掃は、ダニ由来のアレルギーの原因となる、ダニ類の死骸や脱皮殻、糞等のダニアレルゲンを除去することにも有効です。
屋内塵性のダニ類には殺虫剤による駆除が難しい種類もあり、生息している畳やカーペットを熱乾燥処理することが、駆除として有効です。

熱乾燥処理には大掛かりな専用機材を要するため、専門業者に依頼することが必要です。

注意事項

①使用上の注意を守る。 ②くん煙剤の注意事項
殺虫剤を使用する場合は、医薬品・医薬部外品を使用し、用法用量に従って使用しましょう。 室内の物の量や構造(狭い隙間)によっては、隅々に行き渡らない事もあるので注意しましょう。
③生息状況の把握
ダニ類は肉眼で確認できない場合がほとんどです。痒み被害が起きた場合でも、ダニ類が原因でない可能性も考えられます。

ダニ類による痒み被害が疑われる場合は、ダニ類や昆虫の被害に詳しい皮膚科医に相談し、専門業者によるダニ類の調査を行うことをお勧めします。

 

お問い合わせ、ご相談は、お気軽に当協会事務局へ
03-3254-0014

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