ハクビシン

ハクビシン

本種は南方系の動物で、東南アジア、中国南東部に広く分布しています。 日本では大阪府、鳥取県、大分県、沖縄県を除く43都道府県で見つかっています。 外来種かどうかについては諸説あり、まだ確定されていません。本種は里山的な 環境を好み、昼間は樹洞や洞窟、人家の屋根裏、倉庫などに営巣します。

餌は果物を好みますが、落花生、ジャガイモ、野菜類などは食べません。一方、 陸生の貝類、ミミズ、昆虫類、魚類、爬虫類、哺乳類などの小動物を捕食します。

本種は樹上生活をするため、都会地ではしばしば電線の上を走って移動することが あります。また、夜行性で複数箇所をねぐらとし、そこを転々と移動します。 行動範囲は30-70haと広範囲にわたります。夏から秋にかけて1年に1回2-3頭の仔を 生みます。

被害は住宅の天井裏や二重壁の間、物置などに住み着き、ため糞や尿による悪臭、 騒音、シミなどがあります。果実類を好んで食べるため、食害も引き起こします。

  駆除難易度 非常に難しい
  代表的な侵入経路
  • ・天井裏

  • ・屋根の隙間

  • ・床下
  防除方法 環境整備 隙間を塞ぐ 専門業者に依頼する
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