ヘビの種類と特徴

ニホンマムシ

ニホンマムシ

  毒の有無 有毒。出血毒を持ち、咬まれて毒が血管内に入ると赤血球が血管外に遊出し、組織破壊を引き起こします。血清があります。
  説明  
  ①形態的特徴
  • 三角形の頭部が特徴です。首の付け根が細く、両顎が張り、頭部が大きく見えます。全体的に太く短く、ずんぐりとした体型をしています。通常背面は灰褐色で、大きな黒褐色の斑紋が左右交互に、中央に1対ずつ並びます。しかし、生息地によって体色の変異があります。幼蛇は尾端が黄色です。
  ②生態
  • 主に夜行性で性格はおとなしく、カエル等の小動物を餌としており、動作はゆっくりとしています。日中に活動することもありますが、保護色を呈しているため、野外での発見は困難です。寒さに強く、活動期間も長いと言われています。
  大きさ 体長45~60cm
  代表的な生息箇所 平地から高山帯の河原、高地、森林、渓谷、湖沼周囲等の多くの茂みに見られます。
  防除方法 被害予防 専門業者へ依頼 咬まれた場合

ヤマカガシ

ヤマカガシ

  毒の有無 有毒。毒歯とは別に後頭部の皮膚下に毒腺をもっています。この毒腺から毒液を飛ばすことがあり、目に入ると痛みを伴い非常に危険です。口腔内の毒歯は出血毒を有しており、体内に入ると徐々に血液凝固機能が失われていきます。症状としては、血便、血尿、歯茎からの出血等、重症化すると脳内出血も引き起こします。血清があります。
  説明  
  ①形態的特徴
  • 大きい個体は140cmに達します。体色に変異はありますが、通常黒、赤、黄の混ざったカラフルな斑模様をしています。全身が黒くなる黒化型も知られています。
    口腔内の後部に毒歯を持つ、後牙類の蛇です。
  ②生態
  • おとなしいヘビですが、攻撃されるとコブラのように鎌首をもたげ、威嚇します。カエルや魚類等の小動物を捕食しています。
  大きさ 体長60~140cm
  代表的な生息箇所 山地や平地に生息し、水田周り等水辺でよく見られます。
  防除方法 被害予防 専門業者へ依頼 咬まれた場合

アオダイショウ

アオダイショウ アオダイショウの幼蛇
  アオダイショウの幼ヘビ
 

  毒の有無 無毒ヘビです。
  説明  
  ①形態的特徴
  • 大きい個体は250cmに達するものも知られている日本最大のヘビです。体色は青みがかっており、不明瞭な黒の縦線が入ります。個体によっては縦線が全くないものもあります。
    子はまったく異なる体色をしており、ニホンマムシに似ています。
  ②生態
  • ネズミや鳥類を餌としているため、これらを求めて家屋によく侵入することで知られています。また、鳥類の卵やヒナを捕食するため、鳥の巣を狙うこともあります。
  大きさ 体長100~250cm
  代表的な生息箇所 山地や平地、森林等に生息し、地表から樹上へと立体的によく移動します。
都市部でも民家周辺で見られることがあります。
  防除方法 被害予防 専門業者へ依頼

シマヘビ

シマヘビ

  毒の有無 無毒ヘビです。
  説明  
  ①形態的特徴
  • 胴背面に4本縦線が見られます。背面色の地は緑色がかかった褐色または黄褐色が一般的です。子は全体的に赤みを帯びており、親になるにしたがって変化します。
  ②生態
  • 昼行性で、カエル等の小動物を餌としています。動きは敏速で、木や外壁を登ることもありますが、人家に侵入することはほとんどありません。
    無毒ですが、気が荒い傾向があり、むやみに触ろうとすると咬まれることがあります。
  大きさ 体長85~150㎝
  代表的な生息箇所 平地、山野、山林、耕地等の茂みや岩周り。
  防除方法 被害予防 専門業者へ依頼

その他のヘビ

  ペットとして輸入された海外の蛇が逃げてしまう事例が見られます。ヘビを見かけた場合はむやみに触らないようにしましょう。
お問い合わせ、ご相談は、お気軽に当協会事務局へ
03-3254-0014

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