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タバコシバンムシ |
ジンサンシバンムシ |
ノシメマダラメイガ |
写真 |
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形態 |
■体長
卵:約0.4×0.2mm
幼虫:約3.7mm
蛹:約3mm
成虫:約3mm |
■体長
卵 :約0.4×0.2mm
幼虫:約3.7mm
蛹 :約3mm
成虫:約3mm |
■体長
卵 :約0.5×0.3mm
幼虫:約8~10mm
蛹 :約7mm
成虫:体長約6~8mm
開張約18mm |
生態 |
雑食性であらゆる乾燥食品を食べ、特にタバコの重要害虫であることからこの名が付けられました。また、パン、ビスケット、コーヒー、ココア、豆類、乾麺、動物標本なども食べます。食品の原料・加工工場だけでなく、一般住宅でも普通に見られ、畳のワラ床などから発生し問題となる事例もありました。 |
雑食性であらゆる乾燥食品を食べます。特に貯蔵穀物やパン、ビスケット、コーヒー、ココア、豆類、乾麺、動物標本を食べます。また、各種の薬味や香辛料、薬草、乾果、シイタケ、ソバなどの害虫として重要視されています。 |
幼虫は食性が広く、穀粉、豆類(大豆)、ナッツ類などの原料から、動物質を含めたほとんどの加工食品を加害する問題種で、異物混入のトラブルも多い種類です。孵化した後の幼虫は、餌の探索を活発に行い、包装材料のピンホールや隙間から製品中へ侵入することがあります。また、穿孔能力(穴をあける能力)が優れており、包装資材に穴を開けて製品内へ侵入することもあります。
発生源には、幼虫が吐く糸が見られます。 |
分布 |
熱帯、温帯圏に広く分布。 |
全世界の温帯圏に広く分布し、日本では各地に分布。 |
日本全国・世界各地に分布。 |
発育
日数 |
■ライフサイクル(30℃)
卵 : 6.9±0.1日
幼虫:25.4±1.3日
蛹 : 4.3±0.3日
成虫:14~40日 |
■ライフサイクル
卵 : 9日(25℃)
幼虫:25日(25℃)
蛹 : 5.68~4.42日(25~30℃)
成虫:21~10日(20~30℃) |
■ライフサイクル
卵 : 4.0日(30℃)
幼虫:20.9日(30℃)
蛹 :♀7.1±0.39日 ♂7.2±0.43日(30℃)
成虫:11.7日(25℃ 70%R.H.) |
人への被害 |
不快、異物混入 |
不快、異物混入 |
不快、異物混入 |
防除
難易度 |
難しい(種類や発生源が不明な場合は専門業者に依頼する。) |
防除法 |
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コクヌストモドキ |
ヒラタコクヌストモドキ |
ノコギリヒラタムシ |
写真 |
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形態 |
■体長
卵 :約0.60×0.31mm
幼虫:約6mm(終齢)
蛹 :約3~4mm
成虫:約3~4mm |
■体長
卵 :約0.57×0.32mm
幼虫:-
蛹 :-
成虫:約 3~4mm |
■体長
卵 :0.77×0.24mm
幼虫:約4~5mm
蛹 :約2mm
成虫:約2.5~3.5mm |
生態 |
小麦粉などの穀粉をはじめ、菓子、パン類などの2次加工品の害虫として世界的に知られています。米や麦などの完全な形の穀粒では生育することはほとんどありませんが、密度が高くなれば成虫がかじった穀粒が一部粉状になり、幼虫まで生育することがあります。飛ぶことができる。新築の家に誘引されて侵入することが報告されています。 |
コクヌストモドキと同じように小麦粉などの穀粉をはじめ、菓子、パン類などの2次加工品を食べます。完全な穀粒に対する加害能力や繁殖力はコクヌストモドキよりも高いといわれています。飛ぶことができません。 |
貯蔵穀物、穀粉の他に菓子、乾燥果実等の加工食品などをたべます。齧る力が弱いことから健全な穀粒を食べることができず、メイガ類などの他の害虫に加害されるなどして粉となったものを餌とします。乾燥や低温に対する抵抗力が強く、冬でも温度が高ければ、休眠せずに活動します。飛ぶことはできますが、めったに飛びません。 |
分布 |
日本全国・世界各地に分布。 |
日本全国・世界各地に分布。 |
日本全国・世界各地に分布。 |
発育
日数 |
■ライフサイクル
卵 : 3.6日※
幼虫:17.2日※
蛹 : 5.5日※
成虫:平均226日(室温)
※小麦ふすま 30℃ 70%R.H. |
■ライフサイクル
卵 : 9日(25℃)
幼虫:25日(25℃)
蛹 : 5.68~4.42日(25~30℃)
成虫:21~10日(20~30℃) |
■ライフサイクル
卵 : 4.0日(30℃)
幼虫:20.9日(30℃)
蛹 :♀7.1±0.39日 ♂7.2±0.43日(30℃)
成虫:11.7日(25℃ 70%R.H.) |
人への被害 |
不快、異物混入 |
不快、異物混入 |
不快、異物混入 |
防除
難易度 |
難しい(種類や発生源が不明な場合は専門業者に依頼する。) |
防除法 |
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コクゾウムシ |
コナダニ類
代表種としてケナガコナダニ |
チリダニ類(ヒョウヒダニ類)
代表種としてコナヒョウヒダニ |
写真 |
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形態 |
■体長
卵 :約0.76×0.27mm
幼虫:約1.77~2.80mm
蛹 :約3.06~3.23mm
成虫:約2.3~3.5mm |
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生態 |
硬い食物へ卵を産む習性を持ち、米、麦などの穀物のほかに乾麺やビスケットなどの固形食品の害虫として問題となります。雌は、米や麦に穴をあけ、その中に1穀粒当たり1個ずつ卵を産みつけます。卵から孵化した幼虫は、蛹になるまでの期間を食物内部で過ごすため、成虫以外は発見しにくい。飛ぶことができます。 |
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分布 |
日本全国・世界各地に分布。 |
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発育
日数 |
■ライフサイクル
卵 : 5日(25℃)
幼虫: 20日(25℃)
蛹 : 5日内外(25℃)
成虫:♀ 64.3±38.6日♂100.9±46.4日(玄米 30℃ 50~60%R.H.) |
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人への被害 |
不快、異物混入 |
ケナガコナダニが増えるとこれを捕食するツメダニが増え、刺咬症を引き起こすことがあります。 |
使いかけのお好み焼粉を長期間室内に放置するとコナヒョウヒダニが繁殖し、これを食べてアナフェラキシーショックを起こすという報告があります。残ったお好み焼粉は冷蔵庫に保管すると安全です。 |
防除
難易度 |
難しい(種類や発生源が不明な場合は専門業者に依頼する。) |
防除法 |
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03-3254-0014