感染症予防衛生隊について

1999年に「感染症法」が施行され、東京都ではこれまで24時間365日の体制で行ってきた「伝染病患者の搬送・患者宅の消毒」を実施する東京都防疫所を廃止しました。

このような行政対応の変化を受けて、東京都ペストコントロール協会は「行政に代わって感染症蔓延を防ぐための消毒作業を行うこと」を目的とし「感染症予防衛生隊」を組織しました。

感染症患者宅の消毒作業、デング熱対策としての蚊の広域防除、鳥インフルエンザ対応など、人・獣感染症の防止をはじめ、現在では、地震・台風・異常豪雨・津波などの被災地の衛生対応にも活動を広げ実績を積んできており、環境省の災害廃棄物処理支援ネットワーク(D.Waste-Net)の一員となっています。

防護服を着用した感染症予防衛生隊の画像
防護服を着用した感染症予防衛生隊

講習会風景01 講習会風景02
講習会風景

活動実績

2011年

東日本大震災

日本及び東京都ペストコントロール協会は、5月5日~10月末日までの約6か月間に、主な被災地15市町村に対して全国から約9000人余りが出動しハエ・カの駆除を実施しました。

東日本大震災-作業画像

2013年

大島土砂災害

台風26号による記録的大雨に見舞われた伊豆大島で大規模な土砂災害が発生し、東京都大島町長の要請を受け、11月8・9日の2日間、被災家屋35軒に対し、消毒作業を実施しました。

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2014年

代々木公園からデング熱の国内発生

代々木公園で蚊に刺された女性がデング熱を発症、69年ぶりの国内発生となり、薬剤散布を5回に渡り実施し収束となりました。
その後、新宿中央公園、上野公園、新宿御苑、明治神宮外苑、青山公園、青山霊園、隅田公園、中目黒公園、千葉市内からも患者が発生したため、駆除に出動しました。

代々木公園からデング熱の国内発生-作業画像

2016年

新潟県鳥インフルエンザ消毒作業支援

上越市の養鶏場で発生したH5型の高病原性鳥インフルエンザに対し、新潟県は新潟県PCO協会に車両消毒を委託しました。
東京協会にも協力要請が届き、会員5社が出動し支援業務を実施しました。

新潟県鳥インフルエンザ消毒作業支援-作業画像

2017年

殺虫剤の模擬散布試験

有事に備え、模擬散布試験を東京都薬用植物園にて実施しました。
防除にあたっての対象面積計算や機材準備時間、薬剤の散布時間と散布量、散布機器の比較検討を行い、その結果を2018年5月に開催された日本衛生動物学会帯広大会で発表しました。

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2018年

感染症発生時の消毒作業

幼稚園で「細菌性赤痢」が発生、保健所の依頼により感染症予防衛生隊2社が出動し園内トイレの殺菌消毒を実施しました。

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2019年

2020東京オリンピック・パラリンピックを見据えたデングウイルス感染蚊の駆除訓練

9月2日、新宿御苑において当協会の技術委員、感染症委員11名により蚊成虫駆除の演習を行いました。
国立感染症研究所の呼びかけで、蚊媒介感染症発生時に感染拡大を防ぐため、関連団体がそれぞれの立場で適切に対応し、円滑に連携できるようシュミレーションしておくこと、媒介蚊対策の重要性と自治体の緊急時の備えに役立ててもらうことが目的です。
東京都、13の区保健所、大学や研究機関、近隣のペストコントロール協会など160名余りが見学しました。
この様子を報道機関7社が取材し、直ちに昼のニュースと夕刊で紹介されました。

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